はじめに:予算がある以上、無限には考えられない
前回の記録では、ハグミーファムの平屋プランが要望に合わず、まずは自分たちで間取りを考えてみることにしたところまで書きました。
▶ 前の記録:【記録No.12】一条工務店ハグミーファムで大きな平屋は建てられる?30坪以上のプランが意外と少なかった話
とりあえず間取りを考えることは決めた。でも、そもそも予算というものが存在します。
無限に間取りを考えるわけにはいかないわけよ。
そこで、間取りを考える前に、まず「どれくらいの広さで考えるか」をはっきりさせることにしました。
まずは「坪」「畳」「㎡」を理解する
家づくりでは、3つの単位がごちゃまぜに出てきます。まずはこれを理解しなければならないよねー。
| 単位 | 広さ | 主に使われるところ |
|---|---|---|
| 坪 | 1坪 = 約3.31㎡ = 約2畳 | 家全体の広さ、土地の広さ |
| 畳 | 1畳 = 約1.62㎡ = 約0.5坪 | 部屋の広さ(6畳、8畳など) |
| ㎡ | 1㎡ = 約0.30坪 = 約0.62畳 | 建築確認や不動産の正式な表記 |
ややこしいので、ざっくりこう覚えておくと便利です。
1坪 ≒ 2畳
たとえば、家の予算が30坪までなら、60畳の家ということ。
よく使う広さの早見表
| 坪数 | 畳に換算 | ㎡に換算 |
|---|---|---|
| 25坪 | 約50畳 | 約83㎡ |
| 28坪 | 約56畳 | 約93㎡ |
| 30坪 | 約60畳 | 約99㎡ |
| 32坪 | 約64畳 | 約106㎡ |
| 35坪 | 約70畳 | 約116㎡ |
※1畳の広さは、地域や物件で少し違います。不動産の広告では、1畳=1.62㎡以上として表示するルールがあります。
先に「必ず必要なスペース」を引いておく
30坪=60畳。でも、この60畳を全部好きな部屋に使えるわけではありません。
トイレやお風呂など、どの家にも必ず必要なスペースがあります。これを先に引いておきます。
| 必ず必要なスペース | 広さの目安 |
|---|---|
| トイレ | 1畳 |
| お風呂 | 2畳 |
| 洗面所 | 3畳 |
| 玄関 | 2畳 |
| 玄関からの通路 | 2畳 |
| 各部屋の収納(5部屋ぶん) | 5畳 |
| ロスガード(換気システム) | 0.5畳 |
| 蓄電池 | 0.5畳 |
| 合計 | 16畳 |
つまり、自由に使える空間は、残り 44畳 ということ。
一条ならではのスペースも忘れずに
ロスガードや蓄電池は、一条の家ならではの「置き場所が必要な設備」です。0.5畳ずつですが、忘れていると最後に間取りがはみ出します。
設備の置き場所や、寝室との距離などの注意点は、こちらの記事にまとめています。
残り44畳に、欲しい部屋を入れてみる
ざっくり、希望の広さを数字で出してみました。
| 部屋 | 広さ |
|---|---|
| LDK(キッチン含む) | 17畳 |
| 作業部屋 | 6畳 |
| 動物部屋 | 6畳 |
| 子ども部屋① | 5.5畳 |
| 寝室 | 4.5畳 |
| 子ども部屋② | 4.5畳 |
| 合計 | 43.5畳 |
44畳に対して43.5畳。こんな感じかな~、というのが出ました。
30坪60畳の内訳
| 広さ | 割合 | |
|---|---|---|
| 必ず必要なスペース | 16畳 | 約27% |
| 欲しい部屋 | 43.5畳 | 約73% |
| 余り | 0.5畳 | ― |
| 合計 | 60畳(30坪) |
この計算で気をつけたいこと
この計算は、あくまで「ざっくり」です。実際に間取りを組むと、こんなところで広さを使います。
- 壁の厚み:部屋と部屋の間の壁にも面積がある
- 廊下:部屋をつなぐ通路が、思ったより必要になる
- 洗濯物を干す場所:北海道の冬は外に干せないので、室内干しのスペースがほしい
- 冷蔵庫や家電の置き場:キッチンの広さに含めて考える
なので、最初は少し余裕を持たせた数字で考えておくのがおすすめです。
実際に間取りを組んでみる
数字が出たので、実際に間取りを組んでみることにしました。
使っているのは「マイホームクラウド」という、ブラウザで間取りを作れるサービスです。
▶ マイホームクラウド(https://myhome-cloud.net/)
ここで実際に考えていて、もう50回くらい作り変えています(笑)
マイホームクラウドの良いところは一条工務店の間取り規格1マス91cm×91cmで作れるところです。
5件まで無料登録できるので、作っては直してを繰り返していけばよいものが出来上がっていきます。
間取りを考える順番
私がやってみて、この順番で考えるとうまくいきました。
- 予算を決める
- 予算から、建てられる坪数を出す
- 坪数を畳数に変換する(1坪≒2畳)
- 必ず必要なスペースを引いて、欲しい部屋を割り振る
- 間取りソフトで作り込む
いきなり間取り図を描き始めると、気づいたら40坪、50坪……と膨らみがちです。先に「何畳まで使えるか」を決めておくと、予算からはみ出しません。
間取りソフトで作るときのコツ
- 何パターンも作る:50回作り変えても、毎回新しい発見があります
- 家具も置いてみる:ベッドやソファを置くと、部屋の広さの感覚がつかめる
- 生活動線をなぞる:朝起きてから出かけるまで、帰ってから寝るまでを指でたどってみる
- 家族にも見せる:自分では気づかない使いにくさを指摘してもらえる
間取りづくり、楽しー♪
まとめ:記録No.13で起きたこと
- 予算がある以上、間取りは無限には考えられない
- 1坪≒2畳。30坪なら60畳の家
- トイレ・お風呂・収納・設備などで16畳、残り44畳が自由に使える
- 欲しい部屋を割り振ったら43.5畳。ぎりぎり収まった
- マイホームクラウドで、もう30回くらい作り変えている
予算 → 坪数 → 畳数 → 欲しい部屋数 → 作り込み。この順番で考えると、予算からはみ出しにくくなります。
次の記録では、実際に組んだ間取りについて書いていきます。
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